3Dプリンター

【3Dプリンター】PEIとどっちが良い!?QidiTechのHFビルドプレートを使ってみた!

この記事の目的

みなさんこんにちは、ズーチーです!

今回は、QidiTech社から発売されているHFビルドプレートについて紹介します!

 QidiTech社は私も使っている3Dプリンターメーカーです!オススメですよ!!

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で、HFプレートってなんぞや?ってことなんですが・・・

2022年11月頃から発売されているQidiTech社の最新ビルドプレートシートです!

QidiTechのビルドプレートは従来付属していたものに加え

2021年末にPIEビルドプレートシートが販売されています!

これが ものすごく使いがっての良い神プレート でしたが・・・

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残念ながらHFビルドプレートシートの発売以降は
ずっと在庫切れとなってしまっています・・・

AliExpress等のQidiTech直販で購入すればまだPEIプレートは購入可能です!
馴染みのない方にはちょっと買いづらくなってしまいましたね・・・

今回はこれらの新しいVerということでしょうかね?

PEIプレートは上記レビュー記事の通りなんの不満もないのですが・・・

これからQidiTech社の製品内でのスタンダードになるかもしれないので
HFビルドプレートシートの感触は試しておきたいです!

というわけで早速購入してみました!

結論としては

PEIの使い勝手と大きくは変わらず十分使えそう

と思いました!

それでは早速紹介していきます!!

ちなみに・・・
HFって何の略?ってQidi社に問い合わせてましたが
聞き方が悪かったのか、めっちゃオススメだよ!!との返答だけで
軽く質問スルーされてしまいました笑
言葉的には謎です・・・ご存じの方は教えてください!!

 ☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!

☆プリンターについてはこちら↓

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①外観

まずは見た目です!

上が従来のPEIプレートで、下が今回購入したHFプレートです!

金ピカのPEIプレートに対しHFプレートは黒いですね!!

近くで見てみるとこんな感じです!!

なんだか違いはありそうな感じがしますが
どちらも似たようなウニョウニョ模様がついていますね!

これがしっかりした喰いつきのキーなんでしょうね!!

では実際にプリントして出来栄えを見ていきましょう♪

底面状態の確認

始めてPEIシートを使った際は特徴的な底面のざらつきが気になりました!
(まぁそれ故に密着性が高いのですが・・・)

今回のHFプレートではどんな模様がつくのか?
XYZキューブを作成して底面状態を確認してみます!

プリント設定

  • フィラメント:IEMAI ABS-CF
  • ステージ温度:90℃
  • ノズル温度:260℃
  • プリントスピード:50mm/sec
  • 冷却ファンスピード:50%(initialファンスピード 0%)

結果はこちら!!

初期付属シートPEIシートHFシート

どうしてもZ軸の0点位置による若干のズレで出来栄えは変わって見えますが

ざらついた感じはPEIシートもHFシートもあまり変わらないですね!

このざらつきもABSであれば軽くやすりかけたらツルツルになりますし
HFプレートの使用感に問題はなさそうです!

一方で元々機種に付属していたシートでは密着性が悪くのりやケープ必須の為
底面は汚れて見えてしまいますね・・・

やはり使うならPEIシートかHFシートが良さそうです♪

③密着性の確認

次に密着性についてステージ温度を振って確認してみます!

プリントできたけど定着が良くない条件を△として
以下の表のようになります!

PEIもHFも定着に関して同等の実力でした!

また、ステージ温度80℃の場合は以下のようにどちらも端部分が密着せず
反りが生じていました!!

PEIシートHFシート

密着性についてもHFシートはPEIシートと比較しても問題なさそうですね♪

④その他気になった点

他に気になった点をいくつか挙げていきます!

プリント後のモデルも取り外しやすさ

これはどちらかというとPEIビルドプレートシートが特殊な気がしますが
PEIではプリント後自然冷却されると魔法のように出力物がポロッと取れます!

なんなら触らずも勝手に剥がれてプレート上に転がっているなんてことも笑

これがかなり気持ちいいのですが、一方のHFビルドプレートシートでは
密着が強いことで自然冷却後もしっかりとシートに出力物が定着しています!

スカート等はテープ剥がし等でカリッと剥がしてやる必要はありますね!

PEIに慣れていると若干不便な点かと思いました!

価格

こればっかりはどうしようもありませんが

HFビルドプレートシートは価格がPEIより高いです!!

QidiTech公式ストアではPEIシート3400円に対しHFシートが4100円と

約700円ほどお高くなっています!!

ではこの700円の差があるか?といわれると・・・

個人的にはPEIシートで十分かなぁと感じました!

とはいえHFシートが劣る訳ではないので、購入しやすいほうを選択すればOKと思います!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はQidiTech製のHFビルドプレートシートについて紹介しました!

使い勝手としては密着性もよくABSでものりやケープ無しでも失敗なくプリントすることができました!

一方で、今までもあったPEIビルドプレートシートとの差を比べると
目立った差はないようにも思えました!

HFビルドプレートシートの方が価格が高くなってしますので
どちらも購入できる状態であればPEIでも実用に問題ないかな~とも思います!

ただし、Amazonで購入する方は現状HFビルドプレートシートしか取り扱いがない
その場合はHFビルドプレートシート一択となりますね!

PEIビルドプレートシートをまだ持っておらず、密着性改善にのりやケープ等使っている方は
HFビルドプレートシートにすることで劇的にプリントの失敗が減ると思いますよ!

ぜひお試しください♪

3Dプリンター初心者の方・QidiTechユーザーの方の参考になれば幸いです!ではまた!!