3Dプリンター

【2022最新】QIDI TECH製 FDM 3Dプリンターを徹底比較!!おすすめはi-mates!!

この記事の目的

みなさんこんにちは、ズーチーです!

今回は、QIDI TECH製のFDM式3Dプリンターのラインナップについて紹介します!!

以前も記事にしたことがありますが、最新機種や廃盤等あり購入できるものも変わってきています。

今回は2022年10月時点の最新版として紹介していきます!!

QIDI TECH製の3Dプリンターの購入を検討している方は、機種同士で何が違うのか?の参考になるかと思います!

結論としては私も使用している imates という機種がコスパ的にも最もオススメできます!!

ただ、QIDI TECH社の製品は実際に使った感じもECサイトの口コミみても非常に優秀ですので、どの機種でも満足度は高そうだと感じます!

それでは、早速紹介していきます!!

 ☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!


※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください!!

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☆プリンターについてはこちら↓

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①QIDI TECH社とはどんな会社?

QIDI TECH社は中国の浙江省瑞安市にある3Dプリンター専門のメーカーです。

公式サイトには以下のような紹介があります!

About QIDI

Zhejiang QIDI Technology Co., Ltd is located in the city of Ruian,Zhejiang Province. We are a high-tech enterprise which is early to research, develop, and market professional 3D printers in China and around the world.
Our development team, sales team and after-sales team have deep expertise to provide our customers a better product experience.
If you have any questions or problems, QIDI TECH will offer exclusive and fast support and services. We will work diligently to help customers solve any problem.
Welcome to contact us for future business.

http://www.qd3dprinter.com/

超ざっくりと

  • 3Dプリンターの開発・販売・アフターサービスを一貫して行っているところが強み
  • 質問や問題があった場合は迅速にサポートするので、連絡大歓迎です!!

と記載してあります。

事実、Amazonの口コミ等みてもサポート体制の評判は他社メーカーと比較しても非常に良く、トラブルがあってもすぐに解決することがほとんどなようです。

私も完全な初心者としてi-matesを購入し、3Dプリンターライフを始めたのですが、ほとんどトラブルなく3Dプリンター沼にはまっていきました!!

唯一残念なのは、(1年以上ほぼ毎日使っていますが)問題がなさ過ぎてとても評判が良いというカスタマーサポートに未だ連絡したことがない、というくらいです。笑

QIDI TECH社は総じて評判の良いメーカーなようです!

②QIDI TECH社製3Dプリンター一覧

それではどどん!と各機種のスペック一覧です!!!

機種名 X-CF Pro i-fast i-mates i-mate X-MAX X-Plus X-PRO X-one2
AMAZON
取扱開始日
2021/11 2021/4 2021/1 2021/1 2018/12 2018/12 2017/10 2016/7
価格
2022/10
229,199 286,999 60,699 販売終了 134,099 90,949 販売終了 販売終了
造形サイズ(mm) 300×250×300 330×250×320 260×200×200 260×200×200 300×250×300 270×200×200 230×150×150 145×145×145
レベリング方式 自動 手動 手動 手動 手動 手動 手動 手動
押出機 シングル
≦350℃
デュアル
≦300℃
シングル
≦250℃
シングル
≦250℃
シングル
≦300℃
シングル
≦300℃
デュアル
≦240℃
シングル
≦250℃
印刷精度(mm) 0.05-0.2 0.05-0.2 0.05-0.2 0.05-0.2 0.05-0.2 0.05-0.2 0.05-0.4 0.05-0.4
印刷速度
(mm/s)
30-150 30-150 30-150 30-150 30-150 30-150 30-150 30-150
軸構造 デュアルZ軸 デュアルZ軸 シングルZ軸 シングルZ軸 デュアルZ軸 デュアルZ軸 シングルZ軸 シングルZ軸
ノズル径
(mm)
0.4 0.4 0.4/0.2 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4
使用可能材料 PA12-CF
Nylon / PC
PETG / TPU
ABS / PLA
Carbon fiber
Nylon / PC
PETG / TPU
ABS / PLA
PETG / TPU
ABS / PLA
PETG / TPU
ABS / PLA
Carbon fiber
Nylon / PC
PETG / TPU
ABS / PLA
Carbon fiber
Nylon / PC
PETG / TPU
ABS / PLA
PETG / TPU
ABS / PLA
PETG / TPU
ABS / PLA
フィラメント切れ
センサー
× × × × × ×
フロントドア / 外周カバー ×
対応
ソフトウェア
QidiPrint
Cura
Simplyfy 3D
QidiPrint
Cura
Simplyfy 3D
QidiPrint
Cura
Simplyfy 3D
QidiPrint
Cura
Simplyfy 3D
QidiPrint
Cura
Simplyfy 3D
QidiPrint
Cura
Simplyfy 3D
QidiPrint QidiPrint
接続方式 Wifi / LAN / USB Wifi / LAN / USB Wifi / LAN / USB Wifi / LAN / USB Wifi / LAN / USB Wifi / LAN / USB Wifi / LAN / USB SD Card
消費電力
(W)
450 700 350 350 450 350 350 350

現在QIDI TECH社が取り扱っているのはFDM式の3Dプリンターのみです!!

少し前は光造形式もあり評判も良くて正直狙っていたのですが・・・いつの間にか撤退したようで公式ページからも記載が無くなっていましたね!ちょっと残念です!!

まず全体を通して言える大きな特徴は、どの機種であってもある程度造形サイズが大きいということですね!

そしてサイズの割には安価です!

こういった部分は、何をつくるかわからないけど3Dプリンター触ってみたい!といった初心者のニーズにはぴったりだと思います!

○QIDI TECH社製プリンターのおすすめポイント

  • 比較的安価
  • 装置の組み立て不要
  • 造形サイズが総じて大きめ
  • Wifi / LAN 通信可能
  • Box型が多くABS等のフィラメントも安定してプリント可能
  • AMAZONで直ぐ買える
  • カスタマーサポートが手厚い

一方で、他社では最近当たり前になっている機能でも QIDI TECH社には入っていない機能もありますので、その辺りはデメリットと言えるでしょう・・・

○QIDI TECH社製プリンターの物足りないところ

  • レベリングは手動のものがほとんど
  • ビルドプレートシート等の消耗品の日本AMAZONでの売り切れが多い
    (AliExpressでは安定して売っています)
  • HEPAフィルター等のクリーン機能はなし

オートレベリングといった便利機能は最新機種意外適用されてないのでちょっと残念なところではありますが、実際プリントしていて致命的な欠点ではないとも言えます。

ではそれぞれの機種の特徴について詳しく見ていきます!

i-mates

この機種は10万円以下のラインナップの中では最も新しい機種で、初心者の方には圧倒的にオススメです!

造形サイズについては、QIDI TECH社製プリンターの中では小さめではありますが
他社の低価格プリンターと比較すると圧倒的に大きい260mm×200mm×200mmとなっています!

ホビーユースとしては十二分な造形領域かと思います。

また、

  • wifi通信機能あり
  • 付属USBに初心者向けのセットアップ・メンテナンス動画あり
    (とってもわかりやすいです!)
  • フィラメント/のり/スクレーパー/ビルドプレートシート/
    メンテナンス用工具も全て付属
  • 0.2mm用エクストルーダー付属

といった点ても初心者向けにかなり手厚くケアされており、何も持っていな状態からでもすぐプリント開始できますよ!

(実際に私も購入後1時間立たずにデモプリントで出力することができました!
あの瞬間の世界変わった感は忘れられません・・・!!!)

それでいて初期投資が6万円から3Dプリンターライフを始められるとあってコスパが非常に高い機種となっています!

私も実際に1年半以上このimatesをほぼ毎日使っていますが、特に困ることもなく元気に稼働しているので堅牢製も問題ありません!

imatesは本当にオススメの機種たと思います!!!

※購入の際にはPEIシートも一緒に購入するとモデル剥がれもしづらくなりオススメです!

i-fast

こちらは現行品の中では最も高価な機種となりますが、その価値は十分です!

  • シリーズ最大の造形サイズ(330mm×250mm×320mm)
  • 2種類のフィラメントを同時に扱うことができるデュアルヘッド式
  • 最大温度300℃で幅広い材料を使用可能

といった特徴があります!

デュアルヘッドを使いサポート専用のフィラメントを使用してプリントを行えば、複雑な形状のモデルもとてもきれいにプリントができるようになります!

一つの材料しか使用しない場合は後述のX-CF Proの方がスペックが高いのですが、

・とにかく造形エリアを大きくしたい!
・2種類のフィラメントを同時に使ったものづくりがしたい
・複雑なモデルを出来栄え良く出力したい!

という方にお勧めな機種となります!!

(ぶっちゃけ私はめちゃくちゃほしいです。本気で購入検討中です)

X-CF Pro

X-CF Pro の最大の特徴は350℃まで対応のデュアルギア押出し機オートレベリングですね!

これによりPA12-CF等の炭素素材・高温ナイロンフィラメントといった工業用材料も扱うことが可能となっており、本機種最大のウリとなっています!

デュアルヘッドが不要で、且つ特殊材料でもプリントしたい方におすすめな機種ですね!!

※ただし、こういった玄人向け材料はとってもお高いのである程度中級者になってからのトライをおすすめします!

X-Plus / X-MAX

こちらは現在取扱のある中で最も古い2018年発売の機種ではありますが、現在もレビューは好評でYOUTUBEなどでも良く動画が上がっており公開されている情報の多い機種になります!!

現在はX-Plusとほぼ同じサイズ感で3万ほど安いimatesが販売されていますが、Xシリーズはimatesと比較して以下のような上位点があります!

  • デュアルZ軸採用
  • 最大温度300℃で幅広い材料を使用可能
  • X-MAXでは300mm×250mm×300mm大型造形が可能

Z軸に関してはimatesを使っていて精度的に困ることがないので、あまり差別化できていないのかなーとも思いますが、使用可能材料が増えるのは魅力的ですね!

完全に初めての3Dプリンターで予算を抑えたい方はimatesを安価タイプでも300mm近い大きなものを造形したい方はX-MAXを選ぶと満足がいく3Dプリンターライフを送れるのではと思います!!

まとめ

いかがだったでしょうか?

結論としては初心者さんには圧倒的にi-matesがおすすめ!!とはなりますが、
他にも魅力的な機種ばかりでしたね〜!

いやー、ほんと3Dプリンターってなんなんでしょうね。沼から抜け出せないですね笑

私の場合、今使っているi-matesでも十分に楽しめていますが・・・

やはり新しい素材や手法にも挑戦したくなってしまいます!3Dプリント楽しすぎます!

3Dプリンターは10万円以下で変えるものも多く超高額ではないながら、

間違いなく人生感を変えてくれるツールの一つだと思います!!

2台目以降を検討している方も、初めての3Dプリンターの購入を検討されている方も

QIDI TECH製の3Dプリンターは自信を持っておすすめできます!

QIDI TECH社に関しては、shadowシリーズ等の光造形式は取扱がなくなってしまったようでそこだけ残念です!FDMに慣れたら光造形式の購入を狙っていたのに・・・

とはいえQIDI TECH社は定期的に新機種も登場しているので、今後の動向も見逃せませんね!

Qidi Tech製3Dプリンターの購入を検討している方の参考になればうれしいです!ではまた!!