この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです!
以前スライサーの設定でプリント中に温度パラメータを変更する方法について記事にしました。
今回は同様の設定で任意のレイヤーでプリントを一時中断→再開 する方法を試してみます。
この設定を活用すれば、途中でフィラメントの色を変えたり、内部にものを埋め込んだりできそうです!
今回は磁石を埋め込んで冷蔵庫とかのメモ貼り用マグネットを作ってみようと思います!
早速チャレンジです!!
☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!
☆プリンターについてはこちら↓
①3Dモデリング
先ずはモデルデータを作っていきます。
磁石を完全に埋め込んでも良いのですが、それだと密着性が微妙かな?と思ったので
メインとなる磁石をとれないようにモデルに組み込み、くっつかなかった場合は一回り小さい磁石を取り付けられる、という形にしようと思います。
・・・説明し辛いですね。
こういうときはさっさと作っちゃいましょう笑
今回は構造を試したいだけなので、モデルは適当に!
断面見るとこんな感じです。
中間にある大きめのスペースに10mmの磁石を埋め込みます!
では、メインの設定をしていきましょう!
②スライサー設定
では設定です。こちらは温度変更時の設定とほとんど同じです。
まず途中で一時停止したいレイヤー番号を控えます。
(QIDI Printでは右下の“Layer”マークを押して表示されるスライダーを動かすことで確認できます)
今回は蓋となる星型部分が積層される直前の以下タイミングで止めます。
この場合レイヤー番号“20”ですね。
レイヤー番号を控えたあとは、
① “Extensions” → “Post Processing” → “Modify G-Code” でPost Processing Plugin画面に入り
② “Add a script” → “Pause at height” → “Pause at” を“Layer No.”に → “Pause Layer” に先ほど控えた一次停止したいレイヤー番号を入力します。
あとは通常通り“Prepare” してgcodeをsaveし、プリント開始です!
③プリント
実際にプリントしていきます。
果たして設定の位置でとまるのでしょうか・・・
ちゃんと止まりました!
ではここに磁石をおいて・・・
ではプリント再開です!!
imatesの場合は以下の画面になっていると思います。
“Do you want to replace filament?” と表示されるので “Cancel” をクリックします。
そうすると通常処理時の画面が出てくるので、左下の “再開▶︎マーク” をクリックしたらプリントが再開されます!
ちゃんと再開されました!
プリントが終わったものがこちら!
ちゃんと磁石が埋め込まれています!
冷蔵庫に貼ってみましたが、一応追加の磁石なしでもメモ貼りとしては機能しそうです!!
磁力が弱くて困ったら、一回り小さい磁石を追加で取り付ければOKです!!
検証は成功ですね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はアイデアが思いつかなかったので磁石を埋め込んでの作成となりましたが、
応用していけばかなり3Dプリントの幅が広がるのかなーと思います。
色々活用方法を考えてみるのも楽しみのひとつですね!
3Dプリンター初心者の方々の参考になれば幸いです!ではまた!!