この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです!
今回は、プラレールのクネクネ曲がるレールパーツである “まがれーる” の延長パーツをDIYします!
子供はみんなプラレール好きですよね!!
線路のレイアウトを組むときに真剣に集中して取り組んでいるのをみると微笑ましくてほっこりします♪
しかし、プラレールのレイアウトを考えるのって意外と大人でも難しんですよね・・・
好き勝手繋げてると微妙に距離が合わなくなって、最後どうやって線路をひと繋ぎにしようか・・・と考え込んでしまいます!!笑
そんな時に、この “まがれーる” ってパーツがとっても便利なのです!!
これムカデのように細かい節が連なってレールができており、クネクネ曲がります!
なので、レイアウト的に多少無理のあるような配置をしてしまっても、間に “まがれーる” を噛ませることである程度柔軟に線路同士を繋げることができます!
これを使うと、子供一人でも立派なレイアウト組めるのでとってもオススメです!
そんなまがれーるですが、伸ばすと全長約420mmですが・・・
もう少し長ければもっと融通が効くのにっ!!と思うことが多々あります!!
先日ついに子供から、これもっと長くしたい!!魔法の電子レンジ(3Dプリンターのこと)でパーツ作って!
と要望がきたので、(父ちゃんすごいと言わせたいがために)速攻作ってみました!!
結果こんな感じで無限に延長できるようになりました!!
これならなんでも繋がります!!
今回は、この “まがれーる” の延長パーツの作成方法を紹介します!!
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☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!
※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください!!
☆プリンターについてはこちら↓
①準備
先ずは “まがれーる” の構造をみていきましょう!!
パーツは簡単に取り外しできるようになっており、一つの節に分解するとこんな感じですね!!
左側に ツメ がついていて、右側に ツメが入り込む凹み がついています。
これらをパチンとはめ込むことによって繋がっているのですね!!
ぱっと見複雑そうに見えますが、 Fusion360 で スケッチ書いて押し出して切り取って・・・で作れちゃいそうですね!!
早速CADを作成していきましょう!!
②CADの作成
ではCADを書いていきます!本記事のメインですね!
私は Fusion360 というフリーCADソフトを使用していますので、そちらを使って説明していきます!
まず、最後にミラーで作成することを考えて、モデルの半面のみの以下のようなスケッチを描きます!
さらに細かく円と線分でスケッチを加えていきます!
細かい寸法は以下を参考にしてください!!
ここまでくれば後は地道に押し出し・切り取りを繰り返すのみです!!
まず一番高さの出る以下の部分を 8.4mm 分押し出します!
次に以下青色部分を 6.8mm 押し出します!
次に以下青色部分を 6.2mm 押し出します!
次に以下青色部分を 5.2mm 押し出します!
次に以下青色部分を 4.6mm 押し出します!
次に以下青色部分を 3.2mm 押し出します!
爪を引っ掛ける為の以下青色部分を 3.5mm 押し出します!
次に外側の段差部分を面取りします!外側が1.6mm、内側が1.4mmで面取りすれば段差なくきれいな傾斜になります!
円が切り抜かれたことにより尖ってしまっている箇所も1mmのフィレットをかけておきます!
いい感じにできてきました〜!
でもまで続きます!次は裏側を加工していきます!!!
下側から見て、以下青色部分を7mm切り取ります!
同様に下側から見て、以下青色部分を3.4mm切り取ります
裏側も出来上がりました!あと少しです!!
最後に爪の引っかかり部分を作っていきます!
以下の青色部分に下記寸法のスケッチを描きます!
スイープさせて爪部分の完成です!
最後にミラーで半面も作成して完成です!!!
長かったですね!!お疲れ様でした!!
厳密な寸法は素人測定の為誤差があるかと思いますが、これでちゃんと機能しますよ!
ではプリントしていきましょう!!!
③3Dプリント
ではいよいよプリントです!
私が使用しているプリンターは5万円台のQidi tech製プリンターです!
ほんとオススメです!!
具体的なプリント条件は以下です!
○処理条件
- フィラメント:Pxmalion製ABSフィラメント
- ノズル温度:240℃
- ステージ温度:90℃
- 冷却ファンスピード:60% (イニシャル0%)
- プリントスピード:50mm/sec
- 積層ピッチ:0.3mm
- サポート:30%
結果はこちら!!
時短も兼ねて荒めの設定では行いましたが、構造はしっかりできています!
実際に純正品と比較してみてもイイ感じに出来上がっています!
で、一番肝心な繋げてみた感じですが・・・
カンペキです!ちゃんとクネクネします!!
これらをたくさん繋げていくと・・・
超ロングまがれーるの完成です!!
しかも縞々で可愛い!!笑
全長なんと60cmオーバーです!笑
これでどんな線路レイアウトでもどんとこいです!子供も大喜びでした♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、プラレールのクネクネ曲がるレールパーツである “まがれーる” の延長パーツをDIYしてみました!
ぱっと見複雑そうではありましたが、スケッチさえ頑張って描ければ意外と簡単にCAD作成できちゃいましたね!
プラレールって、頭の中で色々考えながら手も動かす遊びなので子供の教育にもとても良さそうですよね!
うちの息子は何時間でも黙々とレイアウト作ったりしてるので関心しちゃいます!笑
坂道レールや鉄橋パーツの要望もあるので、他のパーツにもトライしてみようと思います!
(やっぱりフィラメントは青色が良いのかな・・・笑)
以前通常の直線・曲線レールも作成しているのでこちらの記事も是非ご覧ください!
プラレール自作する方や3Dプリンター初心者の方々の参考になればうれしいです!ではまた!!