この記事の目的
皆さんこんにちは、ズーチーです!
今回はスライサーソフト Ultimaker Curaのインストール方法について紹介していきます!
・・・今更!?!?という話ではあるのですが笑
実は私が使用しているQidiTech社のFDMプリンターには
QIDI-PrintというQidiTech社が提供している純正スライサーがあるので
ずっとそちらを使っていたのです!!
といっても中身はCuraをベースに作られているスライサーですので
大きく機能は変わらず十分満足いくものなのですが・・・
最近になって純正のCuraではプラグインを入れることで色々拡張機能を追加しやすい
ということを知りました!!
このプラグインですが、いくつかはQIDI-Printでも使用できるのですが
純正のCuraのものと比べるととっても少ないです!!
(具体的には、タイムラプス用のプラグインを使ってみたかったのです!!!)
というわけで今回3Dプリンター2年目ながら
はじめてUltimaker Cura をインストールしてみました!
QidiTechのプリンターをCuraで使用するのは一工夫必要なので
今回はまずインストール手順について紹介します!!
今回はその方法について紹介します!!!
☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!
※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください!!
☆プリンターについてはこちら↓
①Ultimaker Cura インストール
では早速インストールしてきます!!
まず以下リンクのUltimakerさんのsoftwareのページで
Ultimaker Cura の 無料ダウンロード を選択します!
https://ultimaker.com/ja/software/ultimaker-cura
次に、使用しているOSに合わせてシステムを選択します!
私はMacなので右上のボタンをクリックしました!
するとファイルがダウンロードされますので、dmgファイルを開きます!
いくつかメッセージが出てきますが、agreeをクリックして許可してあげます!
以下の画面がでてきたらApplicationsにappをドラッグしてあげれば完了です!!
アプリケーションの中に以下アイコンがあれば成功ですね!!
超簡単でしたね!それでは早速開いて見ましょう!!
②Ultimaker Curaを開く
では早速アプリケーションを開きましょう!
初回は以下のような画面が出てきますので、Get Started をクリックして先に進みます!
次にアカウントの有無を聞かれるので、Ultimakerアカウントを持っていない方は
Create a free Ultimaker Account からアカウント登録を行いSign inしましょう!
(登録なしでも使えるようですが、プラグイン等便利に使うなら要アカウント登録です!)
次にいよいよプリンターを選択します!
Add a printer の画面が出てくるので、non-networked printer の一覧から
QidiTechを探します!!
ないです!!!笑
やっぱQidiTechさんはマイナーなのかな・・・?とっても良い仕事してると思うのに・・・
というわけで初期の状態からはQidiTech製プリンターを選択できないので
一覧からCustom FFF printer を選択して仮登録しておきましょう!
Machine Settings で色々と装置サイズだったりノズルだったりを細かく設定できます!
ただ、G-codeの設定等も細かく行わないといけないので少し複雑です!
今回は Qidi Techのプリンターを選択可能にするべくもう一手間加えていきます!!
③QidiTech製プリンターの使用設定を行う
前述の通りQidiTech製プリンターはデフォルト設定で設定されていないため
QidiTech公式から提供されている専用ファイルをダウンロードして設定追加していきます!
以下からQidiTech製プリンターのファイルの入ったZipファイルをダウンロードします!
https://drive.google.com/file/d/1XswhH7mArmQph75t3ZKR5GFOzcEKfd3Z/view?usp=sharing
次に、Curaの画面から Help → Show Configuration Folder と選択し
Curaの設定ファイル等が保存してあるフォルダを表示します!
すると以下のようなフォルダが表示されると思います!!
このフォルダに対して、先ほどダウンロードしたフォルダを全てコピペします!
貼り付けの際にメッセージが出るので、ここはすべて “置き換える” を選択します!
これで準備OKです!!
この状態でCuraを一度終了して、再度起動します!!
すると・・・
Add Printer の一覧にQidiが追加されました!!!
これでQidiTech製のプリンターも選択できるようになりました!!
これでお馴染みの画面が出てきました!
QIDI-Printと比較すると細かなUIは変わっていそうですね!!
ただQIDI-Printにもあったリアルなビルドプレート調整ネジとかは再現されていますね笑
ではCuraスライサーを使ってプリントしてみましょう!!
④プリントする
現状の設定ではWifi経由でのgcode送信はできないので
ひとまずUSBでのデータ転送でプリントします!
(人生初プリント依頼のUSB抜き差しです!慣れてからだと不便すぎる!!!)
というわけで XYZ cube を試しに印刷してみます!
先ずは左上のファイルマークまたはFileタブ → OpenFile(s)をクリックして
任意のStlファイルを選択します!
次に上側中央にあるフィラメント設定のタブから任意のフィラメントを選択します!
今回はABSを使うため“ABS”を選択しておきます!
それぞれのメーカーにあった最適設定を記録できるようなので
これはめちゃくちゃ便利そうですね!!!
次に右上のパラメータ設定タブを開いで任意のパラメータを設定していきます!
ここはQIDI-Printと大きくは変わりませんね♪
設定できたら、右下のSlice → Save to Disk でUSBにgcodeを保存して
レッツプリントです!!
結果はこちら!!
○プリント条件
- フィラメント:IEMAI ABS-CF
- ノズル温度:260℃
- プレート温度:90℃
- 冷却ファンスピード:50% (initial 0%)
- プリントスピード:50mm/sec
ちゃんとCuraスライサーでもプリントすることができました!
色々とQIDI-Printではできない設定をトライできそうです!
楽しみ〜!!
とはいえこのままの状態ではWifiでのgcode転送が行えず
めちゃくちゃ不便な状態です!!
Wifi設定追加については更に一手間必要なので次回の記事で紹介しますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はスライサーソフト Ultimaker Curaのインストール方法について紹介しました!
ただインストールするだけではQidiTech製のプリンターは使用することができないので
専用のファイルをダウンロートして追加設定する必要がありました!
特に拘りがなければ元々付属しているスライサーソフトQIDI-Printでも問題ありませんが
追加でgcodeの細かな設定をしたい場合等、Curaを使うと色々やれることが増えそうです!
プラグインも色々使ってレビューしければと思います!
現状のままではWifiでのデータ転送は出来ないので、追加のWifi設定方法は次回紹介します!
QidiTech製3Dプリンターユーザーの方の参考になれば幸いです!ではまた!!