この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです。
現在絶賛PETGフィラメントに挑戦中です!
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/08/46074D55-AEDB-40AA-89F7-05274285DAAB-320x180.jpeg)
PETGフィラメントはけっこう評判よさそうなのですが、私は思いの他苦戦しました。
自分への教訓も兼ねて失敗談をまとめたのでご紹介します!
☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!
☆プリンターについてはこちら↓
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/06/FFFA5706-0CF0-4839-804D-A9B753F513E1-320x180.jpeg)
①ビルドプレートシートのコーティング剥がれ
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/09/065C6E5F-2F3F-4F36-B4FD-2E79CE9BB701-1024x779.jpeg)
PETGは1stレイヤーの密着性がPLAとかと比べると良くないので、温度や速度・レべリング等ちょっと気を遣う必要があります。
ただ一方で、密着良くくっついたらくっついたで・・・ビルドプレートシートが食われることがあります。
☆対策
- プリント後あまり時間をおかずに回収する
- のりを塗っておく
- ケープを吹き付けておく
- 1stレイヤーの流量を上げすぎない
・・・といったところでしょうか。
これに関しては正直100%の対策をとれているわけではなく、たまにビルドプレートシートが食われて泣きます。
PETGにしてからモデルを剥がす際に2枚ダメになりました・・・
シール剥がしのスクレーパーで丁寧にとったつもりだったのですが・・・予備は多めに持っておこうと思います。
とはいえ剥がれ箇所を避けるようにモデル配置すれば一部が剥がれていても問題なく使用できるので、小物作成する分には剥がれのあるものも使っています。
私の使用しているimatesではプリント開始のホームポジションが手前にあり必ず試し書き?時に手前側のプレートをなぞる様に通過します。
今できる工夫として、プリント時はなるべく装置奥側にモデル配置して、最悪剥がれても影響が小さいようにしています!
②フィラメント詰まり
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/09/32E35BE9-897C-49DD-B08A-709AAD712B61-1024x798.jpeg)
条件出し等の小物を処理する分にはあまり発生しないのですが・・・
長時間プリントしていると知らぬ間に最後の方で詰まってしまう、という厄介ものです。
10時間くらいプリントして最後の方で詰まっていると・・・これまた泣きます。
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/09/CCD619B2-A462-4373-AC7F-CFFC9CD2BD31_1_201_a-1024x558.jpeg)
このようにモデルが途中で途切れていると、その時点でフィラメントが詰まって出てこなくなっているということです!
☆対策
- リトラクションの設定を長くしすぎない(欲張らない)
- 庫内温度が高くなりすぎない様に排熱に気を付ける
です。
PETGは糸引きしやすいので、対策としてリトラクション距離を大きくしたくなりがちですが、そうするとフィラメントが詰まりやすくなります。
本当にきれいに作りたいモデルなどはどのみちやすり掛け等の加工をすると思うので、糸引きはある程度でるものと腹くくっちゃったほうが良いかもしれません。
また、私の中の失敗あるあるで、ABS処理後などにプリンター外周カバーをつけたままにして他のフィラメントを処理することがあります。
カバーを付けたままPLAやPETGを処理すると、プリントしてある程度時間がたった際にだいたいフィラメントが詰まります。
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/09/CCD619B2-A462-4373-AC7F-CFFC9CD2BD31_1_201_a-320x180.jpeg)
カバーのままで熱がこもりフィラメントが緩くなっちゃうことで、リトラクションで詰まりやすくなってしまっているのかなーと推測しています。
③プリント中のモデル剥がれ
ビルドプレートのコーティング剥がれは定着しすぎることが問題でした。
一方で定着が上手くいっていないと・・・大惨事になります。
プレートにつかなかったフィラメントはどうなるかというと、ノズル周辺にくっつきます。
そうするとそこを中心にどんどんどんどんフィラメントがたまっていき・・・
こんなことになります。
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/09/3AB6BDC1-B8FB-40B4-A71A-27E1FC1F73D2-1024x740.jpeg)
カプトンテープも途中で剥がれて食べられてしまっているようです笑
3Dプリンターを始めると1回は経験するのではないでしょうか?
すぐに気づけば、止めてノズル周りに付着したフィラメントを除去すればすみますが、気づかずに最後まで放置してしまうと中々なモンスターが成長しています。
できたかなー♪とモデルを見に行った時にこいつを目にした時のショックは計り知れません・・・
このときは、ノズルとネジ穴のすきまにフィラメントが入ってカッチカチになり、ノズルを取り外すのに相当苦労しました。
ただ、大物プリント時に剥がれを起こすとさらなる大惨事になります・・・
![](https://jinsei-diy.com/wp-content/uploads/2021/09/3C50FD70-3340-4C21-B293-57FEAD2DDAAF-1024x933.jpeg)
もう衝撃的すぎました。
エクストルーダー周りにまでフィラメントが入り込んでいました。これもう無理じゃん・・・と泣きました。
この時は見なかったことにして半月ほどこの状態で処理していましたが笑
意を決して除去に取り組んだときは本当に大変で、半田こてとニッパーで1時間くらいかけてなんとか除去しきりました。
配線も断線しなくてほんとよかったです。
トラブルは大体思い返すと良い経験になりますが、こいつだけは最悪な思い出です・・・
☆対策
- 開始から5mmくらいは様子を見て定着しているか確認してあげる
- プリント前にノズル周辺のフィラメント残り等の異物を除去しておく
- 1stレイヤーのプリントスピードを通常の1/3くらいまで下げる
他にも対策は色々ありそうですが、初めの5mmくらいは様子を見て確認してやる、ことが一番な気がします・・・。ほんと当時は心折れました。
二度とこんなめにあいたくないのでエクストルーダーとエクストルーダーを設置するアダプター?の隙間をプトンテープで埋めるようにしました。
これがどの程度意味を成すかは謎ですが、悪さするようなら記事修正しますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
これから先も数々のトラブルに見舞われるかと思いますが、
3Dプリンターライフ開始3か月でもけっこうトラブルくらいます・・・
特にPETGにしてから顕著なので、はやくABSに戻しちゃおうかとも思っています。
が、今は経験値貯めるフェーズなのではじめての失敗はちょっとうれしかったりもしますね!
2度同じミスをしなければなんでもOKです!
めげずに3Dプリンターライフを楽しんでいこうと思います!
何かの参考になれば幸いです!ではまた!!