この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです!
今回はLegoのミニフィグを0から自作する方法 第3弾 腕編 です!!
前回までに頭パーツ・胴体パーツの作成方法を紹介したので今回は腕パーツです!!
Legoのミニフィグっていうとこんなやつですね!!
誰しも一度は見たことありますよね?
Legoにハマり出すと、このミニフィグが無限に欲しくなるんですよね・・・
でもこれ意外とお高いのです。安くて1体500円くらいするでしょうか?
レゴランドで好きなパーツを選んで作れるミニフィグは3体で1800円とかします・・・
(まぁ思い出代としては安いんですけどネ!!)
さすが天下のLegoさんです・・・
しかし私にはミニフィグたくさんでわいわいしたい!!という夢があるので
今回3Dプリンターで手作りミニフィグに挑戦してみます!!!
これかなりパーツも細かいし難易度は高そうなのですが・・・
3Dプリントのスキルアップ修行も兼ねて今回チャレンジしてみます!!
ミニフィグはそれぞれパーツを分割できて
頭・胴体・腕・手・腰・脚
の6種(9個)のパーツで構成されています!!
これらをそれぞれCADから作成していき、最終的に全てのパーツを3Dプリンターで自作したミニフィグで遊んでみたいと思います!!
ボリュームが大きいので複数回に分けて、記事にまとめていきます!
3Dプリンターとパソコンさえあれば誰でも作成可能ですので是非記事を読んでチャレンジしてもらえればと思います!!
では第3回目として腕パーツを作成していきましょう!!!
☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!
※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください!!
☆プリンターについてはこちら↓
①CAD作成
では早速CADを描いていきます!
私はFusion360という定番のフリーソフトでCAD作成していますので、そちらの画面で説明していきます!!
まずパーツを見ていきます!
なんだか絶妙に曲がったりしてかなり複雑そうです・・・!!
・・・まぁ描きながら考えて、失敗から学んでいけば良いでしょう笑
というわけで、ノギスで実際のミニフィグパーツを採寸してからCADを描いていきます!!
まず以下のような寸法で スケッチ作成 します!
次に作成したスケッチの上半分を選択して 4.0mm 押し出します!
次に作成した立体を前後に分割するような平面(今回の場合XY平面)を選択してスケッチを描いていきます!!
以下の寸法でスケッチを描きます!!
先ほどスケッチした範囲を選択して、方向を “対称” にして切り取りします!!
以下に示すエッジを選択して 2mmフィレットすると、いい感じに全体が丸くなります!!
次に、平らになっている底側(下腕が生える?部分)の面にスケッチを描いていきます!!
以下のように1.5mm□から半径1.5mmの円弧を切り取った形をスケッチします!!
(後で使います!!!)
次に、下腕を伸ばす為のスケッチ用に平面を作成します!!
構築 → 傾斜平面 を選択して初めに描いたスケッチの下側の線分を選択すると以下のような平面が作成されます!!
今作成した平面 に対して、以下のような寸法でスケッチを描きます!!
ロフト を選択して、プロファイルに以下の青く表示されている面を選択すれば下腕がにょきっと生えました!!
上腕側のプロファイルで、2つ前にスケッチした1.5mm円弧の外側部分を選択しないことがポイントです!!
以下のように、ロフト で プロファイルに2つ前のスケッチで描いた上腕と下腕の接合部端の飛び出た部分とその上の線分を選択します!!
すると、角が切り落とされます! この為のスケッチだったんですね〜♪
逆側の以下のエッジを選択して、1.2mmのフィレットをかけます!!
だんだんそれっぽくなってきましたよ!
最後に手と胴体にそれぞれ結合する部分を仕上げていきます!
スケッチ3で作成した円を選択し、手パーツが刺さる穴を6.0mm切り取ります!
スケッチ1で作成した直径4.1mmの円を選択して、-3mm押し出します!
今度はスケッチ1で作成した直径4mmの円を選択し、-1.2mm切り抜いて段差を作ります!
胴体にハマるポッチのエッジを選択し、1.0mmフィレットします!!
最後です!!
ポッチの最上部を選択して以下のようなスケッチを描きます!!
作成したスケッチを下側に2.2mm切り取れば・・・
腕パーツの完成です!!!
前回までのパーツと比べてとっても複雑でしたね!!
ミニフィグ作りの中で一番の鬼門でした!!!
前回までに作成したパーツと ジョイント させてみると・・・
ミニフィグできてきました〜!!!
ジョイントすると実際のおもちゃのように色々動かせて楽しいですね♪
ではプリントしていきましょう!!
②プリント
前回に引き続き今回も ABSフィラメント でプリントしていきます!!
プリント条件は以下です!!
○Lego arm条件
- 3Dプリンター:QIDI Tech imate-S
- フィラメント:Pxmalion製ABSフィラメント
- ノズル温度:240℃
- ステージ温度:90℃
- 冷却ファンスピード:60% (イニシャル0%)
- 積層ピッチ:0.1mm
- プリントスピード:10mm/sec
- サポート:50%
- Hole Horizontal Expansion:0.15mm
かなり小さいパーツなのでサポート密度の値を大きくしています!
出来上がりはこんな感じです!!!
近くで見るとサポートの剥がし後がざらつきますが、ABSなので研磨すれば問題なしです!
形状はとても良い感じです!!!
複雑な曲がりをしていますが、滑らかできれいにできています!
実際の純正モデルにはめてみて、スライサー側のHole Horizontal Expansion (ホール径のオフセット)を+0.15mmとして微調整しています!
純正パーツに組み合わせても・・・違和感なしです♪
前回までに作成したパーツと組み合わせると・・・
透明人間ミニフィグますます近づいてきましたね!笑
Legoミニフィグ作り第3弾の腕パーツ作りも大成功です!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はLEGOのミニフィグ自作シリーズの第3弾でした!!
腕パーツの作成方法を紹介しましたよ!
過去の頭パーツ・胴体パーツと比べてかなり複雑でした!!
特に曲がった箇所のフィレット加工等、滑らかな曲線を出すのに四苦八苦でした!笑
もっと色々な機能を使いこなせば簡単に出来るかもしれませんが・・・地道な独学法ですみません!!
まぁやりながら勉強ですね!!笑
胴体パーツと組み合わせるとカチッとはまりますし、ちゃんと自由に動かせるのでミニフィグとしての機能もばっちりですよ♪笑
是非挑戦してみてはと思います!!
今回透明ABSフィラメントを使用しているので、このまま順調にいけば
透明人間ミニフィグ
が出来上がる予定です!!
随時アップしていきますのでお楽しみに!!!
何か作るネタお探しの方や、Legoファンの方々の参考になればうれしいです!ではまた!!