この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです。
今回新しいフィラメントを購入したのでレビューしていきます!
今回購入したのはこちらの “JAYO” 製 ウッドフィラメントPLA です!
お値段3000円弱です!
もともと木工DIYを主に趣味としていたので、ウッドフィラメントは気になっているジャンルではありました。
ただ、中途半端なチープさが出るならそもそも初めから木で作れば良いやん!とも思ったり笑
ものは試しなので、早速条件だししていきます!
☆ちなみに私の使用しているプリンターは以下です!
☆プリンターについてはこちら↓
①開封
早速開封です!
パッケージはシンプルですがちゃんと真空パックされています!
リール内径は75mmで他のメーカーのものより大きいですね。
以前作成したリールスペーサーではかなり隙間が空いてしまいますが、ないよりマシなのでそのまま使用します。リール回転が悪くなったらスペーサー再作成します。
では条件出ししていきます!
②条件出し:適正温度確認
いつも通りに階層毎に温度を変更する設定で、220〜180℃に段階的に変更して糸引き等確認していきます!
☆設定方法は以下記事を参考にしてください!
出来上がりました!
ただのちょっと茶色なPLAって感じですかね・・・?
詳しく見ていきます!
設定温度 | 出来栄え |
180℃ | |
185℃ | |
190℃ | |
195℃ | |
200℃ | |
205℃ | |
210℃ | |
215℃ | |
220℃ |
糸引きは205℃以上で顕著になってきています。
一方で左側の三角はよく形が崩れたりしますが、安定してできていそうですね。
右側の微細パターンは200℃以下で形状が崩れています。
層間の密着性も190℃以下では所々スカスカな部分が見えており悪くなり始めていますね。
細かいモデルでなければ195℃、そうでなければ205~210℃あたりが良さそうです!
③条件出し:冷却ファンスピード確認
先程の温度条件調査はファンスピード100%で設定していましただ、層間の密着性が気になるのでファンスピードも振っていきます。
詳しく見ていきます!
設定温度 | 出来栄え |
100% | |
90% | |
80% | |
70% | |
60% | |
50% | |
40% | |
30% | |
20% |
全体的にあまり変化はなさそうですが、右の柱は100%が一番綺麗ですね。
ただこれに関してはモデルの一番下だったっていう位置依存もあるかもしれません。
ファンスピードは100%でOKとしておきます。
④基礎モデル確認
○3D Benchey
定番の3D Bencheyで確認してみます!
195℃
205℃
195℃では糸引きは少ないですが、所々で層間の密着性が悪くなっているのがわかります。
一方で205℃では全体的に良い感じです!糸引きは多いですが、この辺りはやっぱりトレードオフですかね。
が、概ね問題なさそうです!
最後にLEGOのモデルで精度チェックです!
LEGOのブロックにはめてみると、モデルの収縮等の微妙なところも感覚的にわかりやすいのでおすすめです!
195℃
205℃
※Initial Layer Horizontal Expansion / Hole Horizontal Expansion をそれぞれ-0.1mmに設定しています。
ほぼ調整なしですが、かなり精度よく出来上がっています!中々優秀なフィラメントですね!
ざっくりとしたプリント設定は以下です!
- ノズル温度:195〜205℃
- ビルドプレート温度:60℃
- プリントスピード:60mm/sec
基礎条件はこれでOKとします!
まとめ
いかがだったでしょうか?
はじめてウッドフィラメントを試してみました!
まぁ木っぽいとかはそこまで期待していませんでしたが・・・ただの茶ベージュなPLAって感じですね。笑
ただ、プレートとの密着も全く問題なくトラブル無しで使用できているので初心者にもとってもおすすめできるフィラメントだと思いました。
せっかくなので木っぽさを活かせるようねモデルを作って楽しんでみようと思います!
3Dプリンター初心者の方々の参考になればうれしいです!ではまた!!