この記事の目的
皆さんこんにちは、ズーチーです！
日本の夏は暑いですね！！
我が家では毎週のように庭にビニールプールを出して遊んでいます！
以前ビニールプールの空気入れ方法としてドライヤーを使ったやり方についてを紹介しました！
この方法でも十分なのですが、空気入れ用の穴へのフィット感とか少し物足りず・・・
我が家には3Dプリンターという魔法の道具があるので、そちらを使って空気穴にピッタリなノズルをDIYすることにしました！
これにより更に簡単にビニールプールに空気を入れることができますよ！！
ABSフィラメントでもよいのですが、ビニールを傷つけそうなのと隙間の調整がめんどくさそう（？）なこともありTPUフィラメントを使って作成します！
今回はドライヤーに合うノズルアタッチメントの作成方法を紹介します！！
☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です！
※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください！！
☆プリンターについてはこちら↓
①CAD作成
先ずはCADの作成です！
私はFusion360というフリーCADソフトを使用しているので、そちらで描いていきます！！
私が使用しているドライヤーはこんな感じのコードレスのもので、先端が楕円形状になっています！
うまくはめ込むような機構はついていないので、ドライヤー先にすっぽりと被せる形のノズルを設計します！！
まず先端の楕円形のサイズは 長軸直径46mm × 短軸直径42mm でした。
中腹の方の最大断面サイズの箇所は 長軸直径70mm × 短軸直径65mm（超ざっくりの測長）くらいでしたので、今回はその間をとった 長軸直径58mm × 短軸直径50mm の楕円筒をはめ込むような形につくっていきます！
先ずは スケッチ → 楕円 で下記のような楕円形を描きます。
次に 押し出し → 薄い押し出し を選択して、以下のように30mm押し出しして円筒を作ります！
次に、円筒の楕円面に対して垂直な面に以下の角度でスケッチを描きます！寸法は割と適当です！
スイープを選択し、単一パスでプロファイルに先ほど作成したスケッチを、パスに円筒の外円周を選択すると・・・
こんな感じの筒が出来上がります！なんだかノズルっぽくなってきましたね！
最後に空気穴とぴったり合うように先端部分を取り付けていきます！
まず最上部の面全体を選択して3mm程上に押し出します！
次に今作成した最上部の面に直径17mmの円をスケッチします！
スケッチした円を選択して 押し出し → 薄い押し出し で3mm厚の内壁を20mm押し出します！
最後に壁内側の円を下側に切り取って楕円筒と貫通させれば・・・
完成です！！！
なんかもっとスマートに作れる気がしてたのですが、楕円から作成するとラフト等が思ったように出来ず・・・
結局行き当たりばったりに泥臭い感じのモデリングとなってしまいました！笑
まぁ実用目的なのでプリントできればなんでもいいってことにしておきましょう！
②3Dプリント
CADが描けたのでいよいよプリントです！！
使用するのはSainSmart製のTPUフィラメントです！
プリント条件は以下です！！
○プリント条件
- フィラメント：SainSmart製TPUフィラメント
- ノズル温度：220℃
- ステージ温度：60℃
- 冷却ファンスピード：100% (イニシャル20%）
- プリントスピード：30mm/sec
- インフィル密度：30%
出来上がったのがこちら！！！
黒すぎてわかりずらいですが、ちゃんとできています！
TPUの柔軟性のおかげで押し込むとピッタリとドライヤーの先にハマりますよ！
ジャストフィットです！！！
実際にビニールプールに使用してもしっかりと空気入れ用の穴に密着してくれています！
手を離してもそのまま空気が入れられるので、
空気入れがとっても楽になりました！！！
まとめ
いかがだったでしょうか？
今回はドライヤーを使った空気入れ用に先端ノズルアダプターを作成してみました！
これ作りたい！って人はかなりレアケースだと思うので参考になるのかはわかりませんが、
こんな3Dプリンターの活用方法もあるよーという紹介でした！
3Dプリンターを使って日常のちょっとしたことを良くしていくのが人生の楽しみになりつつあります♪
3Dプリンター初心者の方々の参考になれば幸いです！ではまた！！
