この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです!
今回はLegoのミニフィグを0から自作する方法 第4弾 手編 です!!
前回までに頭パーツ・胴体パーツ・腕パーツの作成方法を紹介したので今回は手パーツです!!
このシリーズの記事もだいぶ増えてきましたが、ようやく折り返し地点ですね!!
Legoのミニフィグっていうとこんなやつですね!!
誰しも一度は見たことありますよね?
Legoにハマり出すと、このミニフィグが無限に欲しくなるんですよね・・・
でもこれ意外とお高いのです。安くて1体500円くらいするでしょうか?
レゴランドで好きなパーツを選んで作れるミニフィグは3体で1800円とかします・・・
(まぁ思い出代としては安いんですけどネ!!)
さすが天下のLegoさんです・・・
しかし私にはミニフィグたくさんでわいわいしたい!!という夢があるので
今回3Dプリンターで手作りミニフィグに挑戦してみます!!!
これかなりパーツも細かいし難易度は高そうなのですが・・・
3Dプリントのスキルアップ修行も兼ねて今回チャレンジしてみます!!
ミニフィグはそれぞれパーツを分割できて
頭・胴体・腕・手・腰・脚
の6種(9個)のパーツで構成されています!!
これらをそれぞれCADから作成していき、最終的に全てのパーツを3Dプリンターで自作したミニフィグで遊んでみたいと思います!!
ボリュームが大きいので複数回に分けて、記事にまとめていきます!
3Dプリンターとパソコンさえあれば誰でも作成可能ですので是非記事を読んでチャレンジしてもらえればと思います!!
では第4回目として手パーツを作成していきましょう!!!
☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!
※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください!!
☆プリンターについてはこちら↓
①CAD作成
では早速CADを描いていきます!
私はFusion360という定番のフリーソフトでCAD作成していますので、そちらの画面で説明していきます!!
まずパーツを見ていきます!
ぱっと見簡単そうに見えますが、角度とか微妙についていて描き方は色々選択肢がありそうですね!!
かなり小さいパーツなので強度がちょっと心配ですが・・・まぁやってみましょう!!
いつものようにノギスで実際のミニフィグパーツを採寸してからCAD描いていきます!!
まずは手の平?にあたる部分を作っていきます!
以下のような寸法でXY平面にスケッチ作成 します!!
今描いたスケッチを 4.4mm押し出します!!
次に手のひらを横から見た方向(YZ平面)に以下の寸法でスケッチを描きます!!
下側の円弧を選択して、方向を “対称” に、範囲のタイプを “すべて” にして切り取ります!
次に回転を選択して プロファイル/軸に以下青塗りの範囲と線分を指定します!
この際、操作は “新規ボディ” としておきます!
同じように、残りの上側の長方形スケッチも回転させて手の軸となる部分を作成します!!
今回は、操作は “結合” でOKです!!
次に、構築 → オフセット平面 を選択して、平面にXY平面を、距離を2.2mmとして新しい平面を作成します!!
修正 → ボディを分割 を選択し、分割するボディに手の軸となる部分を、分割ツールに先ほど新規に設定した平面を指定します!!
分割した以下青色のボディを選択し、右クリック → 除去 でボディを消します!
修正 → 結合 を選択して、2つに分かれていたボディを結合します!!
構築 → オフセット平面 で手のひらの底側(この図ではXZ平面)を選択して、範囲を “オブジェクト” 、オブジェクトに軸上部の下記点を選択して新しく平面を作成します!
修正 → ボディを分割する を選択して、分割するボディに手パーツを、分割ツールに先ほど作成した平面を選択します!
分割した上側のボディを選択して、右クリック → 除去 すれば・・・
手パーツの完成です!!!
多少の工夫はありましたが、前回の腕パーツと比べれば簡単でしたね!
前回までに作成したパーツと ジョイント させてみると・・・
ミニフィグできてきました〜!!!
手が追加されると、いよいよレゴ感が満載ですね!
武器とか持ち物も作っても良いかもしれませんね!!
ではプリントしていきましょう!!
②プリント
前回に引き続き今回も ABSフィラメント でプリントしていきます!!
プリント条件は以下です!!
○Lego hand条件
- 3Dプリンター:QIDI Tech imate-S
- フィラメント:Pxmalion製ABSフィラメント
- ノズル温度:240℃
- ステージ温度:90℃
- 冷却ファンスピード:60% (イニシャル0%)
- 積層ピッチ:0.1mm
- プリントスピード:10mm/sec
- サポート:60%
かなり小さいパーツなので腕パーツ同様サポート密度の値を大きくしています!
出来上がりはこんな感じです!!!
(小ささすぎてピンボケしてますが)できてますね!!!
さすがにこのサイズだと積層跡も目立ちますが、レゴにはめてみると違和感ないです!!
前回までに作成したパーツと組み合わせると・・・
透明人間ミニフィグますます近づいてきましたね!ちゃんと武器も持てます!笑
Legoミニフィグ作り第4弾の手パーツ作りも大成功です!!
残すは下半身だけです〜
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はLEGOのミニフィグ自作シリーズの第4弾でした!!
手(の平?)パーツの作成方法を紹介しましたよ!
過去の頭・胴体・腕パーツと比べて最も小さいパーツとなりました!!
プリント精度的にもギリギリの寸法でしたが、上手くプリントできてよかったです!
純正のレゴのアイテムもしっかり持たせることができるので、楽しみ方が広がりそうです♪
是非挑戦してみてはと思います!!
今回透明ABSフィラメントを使用しているので、このまま順調にいけば
透明人間ミニフィグ
が出来上がる予定です!!
残すは下半身だけとなりました!!完成が見えてきましたね!!
随時アップしていきますのでお楽しみに!!!
何か作るネタお探しの方や、Legoファンの方々の参考になればうれしいです!ではまた!!