3Dプリンター

【3Dプリンター】超きれい!IEMAI ABS-CF フィラメントを試してみた!

この記事の目的

皆さんこんにちは、ズーチーです!

今回はIEMAI製のカーボンファイバーABSフィラメントをレビューしていきます!

AMAZONの口コミも良さそうなメーカーですね!

なんだかカーボンが20%含有されているようで強度が通常のABSより向上しているとのことです!

結論としてかなり良さそうでした!!

早速レビューしていきたいと思います!!

 ☆ちなみに私の使用しているプリンターは以下です!


※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください!!

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☆プリンターについてはこちら↓

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①価格

販路は主にAMAZONですね!

価格は2799円〜4299円とかなりかなり変動が大きいですが

頻繁にタイムセールで2799円と最安値になることが多いです!!

この価格帯ならよく使われているOverturePxmalion製のABSフィラメントと同等の価格ですね♪

購入を考えている方はセール時を狙うとよいと思います!!

②開封

早速届いたフィラメントを確認していきます!!


しっかりパックされていて問題なしですね!!

巻きを見てもきれいで絡みなどは心配なさそうです!!

なんだかすこしザラザラ?ゴツゴツ?している感じで

混ぜ物(カーボンなのかな?)がしてあります感がしますね!

では早速プリントしてみましょう!!

③冷却ファン・ノズル温度設定

では条件出しに移っていきましょう!

先ずは冷却ファンの最適値を見てみます!

冷却ファンについては他パラメータに対してどの程度影響を受けるのか?と疑問だったので

前回の記事で細かく見てみました!

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結果はこちら!!

○実験条件

  • ノズル温度:220〜260℃
  • プレート温度:100℃
  • 冷却ファンスピード:10〜100% (initial 0%)
  • プリントスピード:50mm/sec
冷却
ファン
スピード    
ノズル:230℃ノズル:240℃ノズル:260℃
10%×
20%
30%
50%

結論として

冷却ファン30%以上であれば反りもなく良い感じに印刷できそう

ということがわかりました!!

ということで冷却ファン設定は(マージン見て)50%で固定して
以降の条件出しをしていくことにします!

また、ノズル温度についてもメーカー推奨220〜260℃でしたが

240℃以上では安定した造形ができていた為、以降の検証は

240〜260℃のノズル温度範囲で行います!

④ビルドプレート温度設定

次にビルドプレート温度による影響確認です!

これはXYZ Cube で行いました!

上述の調査からビルドプレート温度は80℃では上手く定着しないことがわかっているので

90℃/100℃で確認していきます!!

○実験条件

  • ノズル温度:240〜260℃
  • プレート温度:90〜100℃
  • 冷却ファンスピード:50% (initial 0%)
  • プリントスピード:50mm/sec

結果はこちら!

プレート 
温度
ノズル温度:240℃ノズル温度:260℃
90℃
100℃

ノズル温度によらずビルドプレート温度100℃では底付近に凹みが見られますね!!

これは底付近は熱すぎて冷却が不十分になってしまっているのでしょう!

80℃がNGなのでかなりマージンが狭くはなってしまいますが

ビルドプレート温度は90℃を適正値とします!

⑤3D Benchyでの総合評価

ではざっくりしたデータが揃ったところで、最後に

3D Benchyモデルを使って詳細を確認していきます!

先述の条件出しを踏まえてプリント条件は以下で見てみます!

○プリント条件

  • ノズル温度:260℃
  • プレート温度:90℃
  • 冷却ファンスピード:50% (initial 0%)
  • プリントスピード:50mm/sec

全体的な出来栄えはこちら!!

ノズル温度:260℃ / ステージ温度:90℃
正面
斜め
後ろ

いかがでしょうか?

ノズル温度260℃と高温気味ですが糸引きは皆無!

反りや凹みもなく積層痕もきれいですね!!

今まで色々とフィラメント試しましたが

めちゃくちゃ出来栄えきれいです!!!

お値段もセールを狙えば手頃ですし、これからかなり使っていくことになりそうです・・・

カーボン含有ということで黒色限定ですが

黒色フィラメントをお探しの方にはめちゃくちゃオススメできるフィラメントでした!!

☆他メーカーのフィラメントについてはこちらを参考にしてください!

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まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はIEMAI製のカーボン含有ABS-CFフィラメントについてレビューしました!

今回の検証結果をまとめると以下です!

IEMAI製ABS-CFでは

IEMAI製ABS-CFの基本設定

  • ステージ温度:90℃
  • ノズル温度:240〜260℃
  • プリントスピード:20〜80mm/sec
  • 冷却ファンスピード:30%以上 (50%前後が適切)/(initialファンスピード 0%)

が目安となります!

適切な設定を行なった上でのプリント出来栄えは

超絶きれい

でした!!

黒色しかありませんが、かなー使い勝手が良さそうでした!

ただ、設定の問題かもしれませんが使っているうちに何回かフィラメントがエクストルーダ根本で折れたことがあったのでフィラメント状態では折れやすい?のかもしれません!

そこは要追加検証です!!

とはいえ総合的に見て

とても扱いやすいABSフィラメントだと思いました!

3DプリンターでABSフィラメントを検討している方の参考になれば幸いです!ではまた!!