この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです。
前回ゴムっぽい素材の “TPU” フィラメントに挑戦してみました!
これがまた扱いやすいし実用的っぽいしで大変気に入っています!
弾力性のある材料でやってみたいことといえば・・・やっぱタイヤですよね笑
子供とよくレゴブロックを作って遊びますが、いくつあってもタイヤパーツって足りないんですよね。
タイヤパーツ特化の商品もあるくらいですから、きっとどのご家庭でもそうなんでしょう。
・・・無限にタイヤパーツ量産できたら神ですよね!
ということで今回はレゴのタイヤパーツを作成しながらTPUの使い勝手を見ていきます!
その①として、プリントのパラメータ設定検証した結果を紹介します!
その②では、実際にレゴの3DCADモデルを起こしてプリントして行きます!
☆ちなみに私の使用しているフィラメントとプリンターは以下です!
☆プリンターについてはこちら↓
①デモプリント
まずは簡単なモデルを使ってサイズ感とか柔らかさとかを確認して行きます!
使用するのは、超簡単な輪っかのモデルです!
大体のサイズ感でFusion360で10秒で作成します笑
先ずは前回条件出しした条件でプリントします。
・・・うーん、なんだか結構硬いです。
実際のレゴのタイヤパーツと比較してもあまりグニャグニャしません。
密度の問題?な気がするので、影響しそうなインフィルとウォールライン数を調整してみます!
②条件出し:ウォールライン数調整
今までデフォルト設定で弄ったことなかったのですが、表面の角とかなんか硬い気がするのでウォールライン数を減らして行きます。
デフォルトがライン数:3 / 幅1.2mm なので、これを
2 / 0.8mm , 1 / 0.4mm で変更して行きます。
結果・・・文章ではとっても伝わりにくいですが、明確に弾力感が変わってきました!
ライン数1でも特に強度的に不安なさそう(目的によりますが)なので、もっとも柔らかいライン数1に条件を固定することにします!
③条件出し:インフィル調整
次に、インフィルの調整です!
デフォルトの50%ではやや硬めだったので、インフィル密度を調整していきちょうど良い弾力の箇所を探します!
5%から50%まで条件を振って行きます!
断面は以下のようになっています!
インフィル密度別断面図
5% | 10% | 20% | 30% | 50% |
とっても画像がわかりにくいのですが・・・笑
よーく見ると、断面の中身が5%,10%ではほぼ無し、20%〜50%ではだんだんど中身のモジャモジャ?が増えているのがわかります。
これに伴って、触った際の弾力感も明確に変わっていました!
先ほど調整したライン数が3のままだと、インフィル5%でもかなり硬く感じましたが・・・
ライン数1にしてウォールの影響を極力無くした後ではインフィル5%だとふにゃふにゃで、軽く押しただけでもぺちゃんこになります。
レゴのタイヤパーツの軸に取り付けた場合に最も純正のものと近そうなのはインフィル30%でしたので、
今回は ウォールライン数 1 /幅0.4mm ・ インフィル30% で本番モデルを作成していくことにします!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はTPUフィラメントの弾力性について調整してみました!
なんだかかなり実用性のありそうな条件が出せたので、本当にタイヤパーツ量産とかできそうです。
今回はデモでしたが、次回は本番用に作成したレゴタイヤモデルでプリントして行きます!
3Dプリンター初心者の方々の参考になればうれしいです!ではまた!!