この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです!
今回は3Dプリント中の層間密着性の不具合について紹介です!
最近は新しいフィラメントを入手したので色々と条件を振って遊んでいます!
そんな中で、3D Benchey(定番の条件出し用船モデル)を出力してみると・・・
矢印部分のような、プツプツとした凹み?が見られました!
今回はこのプツプツの発生原因を調べてみました!
結論として
プリントスピードの遅さ
が原因でした!!意外ですね~笑
それでは、検証結果について詳しく紹介していきます!!
☆ちなみに私の使用しているプリンターとフィラメントは以下です!
※PEIシート使ってない方はマジでおすすめなので是非試してみてください!!
☆プリンターについてはこちら↓
①プリントスピードによる影響
今回は一発で解決したのであまり特筆することはないのですが・・・笑
プリントスピードを振って結果を見ていきます!
使用モデルは3D Bencheyです!
プリント条件は以下です!!
○プリント条件
- 3Dプリンター:QIDI Tech imate-S
- フィラメント:Kexcelled製ABSフィラメント
- ノズル温度:250℃
- ステージ温度:90℃
- 冷却ファンスピード:50% (イニシャル0%)
- 積層ピッチ:0.2mm
- プリントスピード:30 or 60mm/sec
結果はこちら!!
表:プリントスピードによる出来栄え違い
30mm/sec | 60mm/sec |
プリントスピードが30mm/secの場合に目立っていた側面のプツプツですが、
60mm/secではきれいになっていますね!!
敢えて層の継ぎ部分を隙間を空けることで余分な吐出の重なりを抑える為のコースティング設定というものがありますが
それを有効にした際にできるようなプツプツにも見えます・・・が今回は設定していないんですよね・・・
結局プツプツのメカニズムはよくわかっていませんが、
プリントスピードを遅くしすぎてもよくない!ということがわかりました!!
プリントスピードを下げれば基本的にきれいにプリントできるものと思っていたので意外でした!!
1年以上3Dプリンターを使っていますが、まだまだ知らないことだらけで面白いです♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はモデル側面のプツプツ対策について調査してみました!
結果、プリントスピードが遅いとプツプツ不具合につながるということがわかりました!
プリントスピードは遅ければ遅いほどキレイにプリントできると思い込んでいましたが
遅すぎてもダメなんですね〜!新しい発見でした!
ほとんどの場合正常にモデルできる中で最速のプリントスピードに設定すると思うので
大きな問題はなさそうですが、プリントスピードを遅くする場合は注意が必要ですね!
3Dプリンター初心者の方の参考になれば幸いです!ではまた!!