この記事の目的
みなさんこんにちは、ズーチーです!
最近はBambuLab X1Cでもっぱら多色印刷を楽しんでいます!!
多色印刷(Mult Color Print)はめちゃくちゃ楽しいのですが・・・
とにかく捨てるフィラメントが多いです!!
これらフィラメントを切り替える際に色が混じった層ができないように
多めにダミー吐出(フラッシング)を行ってからフィラメント切り替え後の印刷を行う為です!
そのおかげできれいな多色印刷ができるんですね〜♪
とはいえ・・・ちょっとダミー吐出が多すぎる説があります!!
そこで今回は、どの程度のフラッシュ量まで品質影響を与えず削減可能か?について
調査してみました!
結論として、自動で設定される値から⭕️%〜%はフラッシュ量を削減してお問題ないことがわかりました!!
早速紹介していきます!
①フラッシュ量の調整方法
先ずフラッシュ量の調整方法です!
調整は簡単で、Bumbu Studioの画面左側に表示されているフィラメントタブの
“フラッシュ量” を選択します!
すると以下のようフラッシュ量を指定する画面が出てきます!
画面下の “自動計算” を押すと、フィラメントの色に応じて
どの程度事前押し出し(フラッシュ)すれば良いか、自動で算出してくれます!
例えば上記自動算出結果だと
・黒色フィラメントから白色フィラメントに切り替える場合は632m㎥事前に押し出す
・白色フィラメントから黒色フィラメントに切り替える場合は180m㎥事前に押し出す
という感じですね!
白→黒の変化だと多少混ざっても黒が上塗りしてくれるのでフラッシュ量は少なくて済み
逆に黒→白の切り替えだと少しの混じりでも目立つのでたくさん捨てているのですね!!
632m㎥ということは直径1.75mmのフィラメントにすると訳24cmくらいでしょうか?
結構捨ててますね〜
このパラメータをマニュアルで設定することによりフィラメントを捨てる量を調整することができます!
早速弄っていきます!!
②同一レイヤー内で色が切り替わる場合の検証
今回は、最も滲みが出やすいように同一レイヤー内で色切り替えした場合の滲みっぷりをみてみます!
適当に20mm□のプレートを作り、BambuLabスライサーのテキスト機能を使って文字を書いたモデルを使用します!
前述した自動計算で算出されたフラッシュ量を100%として、20%ずつ減らしていきます!
結果はこちら!!
意外とわかりやすい結果が出ました!
自動計算の結果の20%,40%のものでは目に見えて滲みが見え20%はほぼグレーのようになっています。
一方で、60%以上であればほぼキレイに色の切り替えができています!
ワーストケースとなる黒→白の場合でもこの程度です!
ということは薄い色から濃い色に切り替える場合は
自動計算から50%以上少なくしたフラッシュ量でも問題なさそうですね!
色に応じて
自動算出×0.5~0.8 程度のフラッシュ量
でのパラメータ設定でも品質はちゃんとしたものが出来上がりそうです!
フラッシュはチリツモですので、しっかりと意識してフィラメント節約しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は多色印刷切り替え時に捨ててしますフラッシュ量の適正値について調査しました!
BambuLabスライサーではAMSの色指定を設定しておくと
自動でフラッシュ量を算出してくれますが・・・
この設定では中々無駄が多くもったいないです!
結論として、
自動算出の結果から50~80%まではフラッシュ量を少なくすることができそう
ということがわかりました。
多色印刷はどうしてもフィラメントの消費が激しいので
適切な設定で無駄なく多色印刷を楽しみましょう♪
3Dプリンター初心者の方の参考になればうれしいです!ではまた!!